SDGsについて
私たちは、法人の理念の一つに「時代の変化に柔軟に対応し、地域一番の福祉をめざす。」を掲げ、地域社会における課題や問題に一緒に取り組み、地域の方々が安心して生活できるよう介護サーピス等の提供を行ってまいりました。そして、より良いサービスを行うために、法人の運営する施設・事業所で働く職員の働きやすい職場環境づくり、また、ワークバランスを保ちながら実りある人生を歩んでほしいと柔軟性のある働き方を取り入れています。その根底にながれているのは初代理事長の「縁のあったすべての人を大切に、幸せにする」との思いです。
私たちがこれから歩み続けようとする道の先に見ているものと、SDGsが掲げる目標のゴールが重なり、持続可能な共生社会の実現に向けた取り組みへの不安を払拭し、自信をもって進んで行こうと確信す
ることができました。そして、先駆的に取り組みをされている法人の活動の様子に大きな勇気と感嘆を覚え、私たちもSDGsのゴールをめざして活動をする中で、もっと成長していきたいと感じています。
地域社会における私たちの法人の存在価値とは何であるか、公益性の高い社会福祉法人としてどのような視点が大切かを常に考え、また、職員一人ひとりが自身の役割と責任を認識して、これからも「だれもが安心して住める地域」をめざし、困りごと解決に向けたチャレンジを続けてまいります。
孝楽会の事業にかかわる主な取組み
- Main efforts
いつまでも安心して自分らしく生活ができる地域づくり
- 介護や医療が必要になっても、その方らしく生活ができるように寄り添い、またご家族や周囲の方々のレスパイトヘの配慮も行いながら、必要な福祉サーピスを提供。
- 高齢者や子育て中世代の孤立を防ぐために地域サロン等を地域と協力して開催。
- 自治会と協力して地域の移動支援(法人の車両貸与)を行い、キョウヨウ・キョウイクを確保。
- 横浜市と福祉避難所受入協定を締結し、大規模災害時の要介護者を受入れ。
職員が長く働きやすい職場環境づくり
- 職員健康診断、メンタルチェック、インフルエンザ予防接種(費用法人負担)等を実施し、職員の健康を大切に守る。
- 男性の育児休暇取得、子育てや介護のための時短勤務、看護・介護休暇を必要な時に取得できるようにし、男性も女性も働きやすい環境をつくる。
- 障がい者・高齢者・特定技能外国人等多様な人材がそれぞれの持つ力を発揮できる働き方を推進する。
- より質の高いサービスの提供をめざし、業務に必要な技術や知識習得に向け、資格取得や研修参加を支援し、その学びを通じてお互いのスキル向上を果たす。
- 男女の給与格差や昇進スピードに差をつけることなく、女性が活躍できる職場づくりを実践する。(現在リーダー・管理職に女性が占める割合33%)
環境に配慮した職場づくり
- 太陽光発電の設置(設置当時は高齢者施設として関東最大級)や施設の空調設備改修 による節電奨励等、エコ対策への意識向上を図り、地球温暖化やCO2削減に努める。
- ICT導入により業務の効率化をはかるとともに、電子化によるペーパーレスを推進する。
- 自社農園で収穫した農作物を施設の食事に使用したり、地元の食材を積極的に使用するこ とで地産地消を寄与。
- 災害備蓄食材や飲料類を賞味期限前に使用するなどして無駄のない貯蓄を行い、食品ロ スを生まないよう注意を払う。
すべての人が輝ける隔たりのない共生社会づくり
- 職員に対するハラスメント防止、高齢者をはじめとする弱者への虐待防止や身体拘束廃止等に積極的に取り組む。
- 年齢や性別、国籍、宗教、障害等で差別することなく、その人その人に合った可能な働き方ができる職場環境づくりにつとめ、多様な人材が活躍できるダイバーシティを推進する。
- 法人の事業活動を通じて関わる自治体や地域の方々、ボランティア、事業所、企業等と協力協働して、共に生きる社会の実現をめざす。
SDGS(持続可能な開発目標)とは?
SDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、2016年から2030年の15年間での達成を目指し、国連加盟193カ国が実施しています。目標は持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、貧困や飢餓、エネルギー、気候変動、平和的社会などが含まれています。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身も取り組む普遍的なもので、日本も積極的に取り組んでいます。